2026年1月、待望の Oracle Database 26ai のインストーラーが公開されました。最新の AI 機能をフル活用するためには、ベースとなる修正パッチが正しく適用されているかの把握が不可欠です。本記事では、インストール直後の Oracle 26ai 環境で「適用済みパッチ」を正確に確認する手順と、各パッチ ID の意味を徹底解説します。
💰 【PR】Oracleエンジニアの市場価値、調べてみませんか?
Oracleのスキルは需要が高く、特定の資格や経験を持っていると年収が大幅にアップするケースがあります。まずはIT専門のエージェントで非公開求人をチェックしてみませんか?
結論:26ai インストール直後のパッチ確認コマンド
Oracle 26ai の環境で、適用されている修正プログラム(Release Update)を一覧表示する最短の手順は以下の通りです。
- oracle ユーザーでログインし、
ORACLE_HOMEなどの環境変数を設定する。 - 目的に合わせて以下のコマンドを実行する。
- 簡易確認:
$ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches - 詳細確認:
$ORACLE_HOME/OPatch/opatch lsinventory
- 簡易確認:
背景:26ai のバージョン表記と RU 23.26.1.0.0
Oracle 26ai は、マーケティング上の名称は「26ai」ですが、内部的な Release Update (RU) の番号は 23.26.1.0.0 (2026年1月版)として管理されています。 これは、23ai のアーキテクチャをベースに AI 機能を大幅に強化した継続モデルであるためです。
- Gold Image とは: インストーラー自体に最新の修正(RU)が最初から組み込まれている配布形式です。26ai は最初から 2026年1月の修正が適用された状態で提供されています。
手順:適用済みパッチの確認(Linux)
Oracle パッチ管理ユーティリティ「OPatch」には、主に2つの確認用オプションがあります。
1. 簡易表示:lspatches
適用されているパッチの「ID」と「名称」だけを素早く知りたい場合に使用します。
実行例:26ai 実機での出力結果
以下は、Oracle Database 26ai インストール直後の実機確認ログです。
コマンド実行:
$ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
出力結果:
[oracle@26ai-single ~]$ $ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
38743688;OCW RELEASE UPDATE 23.26.1.0.0 (GOLD IMAGE) (38743688) Gold Image
38743669;Database Release Update : 23.26.1.0.0 (38743669) Gold Image
OPatch succeeded.
[oracle@26ai-single ~]$
パッチ ID の解説:
- 38743688 (OCW RU): Clusterware 関連の修正です。Grid Infrastructure を利用しない単一構成でも、共有ライブラリの更新のために適用されています。
- 38743669 (Database RU): データベース本体の主要修正です。26ai の心臓部となるアップデートです。
トラブルシューティング:確認時に発生する問題
| 発生事象 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
opatch: 未認証のエラー | 権限設定(chmod)が不適切 | $ORACLE_HOME 以下の所有者が oracle ユーザーであることを確認。 |
| パッチが表示されない | 初期ビルド版を使用している | 最新の Gold Image をダウンロードし直すか、個別に RU パッチを適用してください。 |
| ORA-00942 (辞書確認時) | datapatch 未実行 | バイナリだけでなく、DB作成後に datapatch の実行が必要な場合があります。 |
運用上の注意点
- セキュリティ: 26ai は最新ですが、四半期ごとに新しい RU がリリースされます。My Oracle Support (MOS) で常に最新のパッチ ID(例:387xxxx)をチェックしましょう。
- ログの活用:
lsinventoryを実行すると/cfgtoollogs/opatch/lsinv/に詳細なテキストログが保存されます。サポート問い合わせ時にはこのファイルを添付するのが通例です。 - 戻し方: Gold Image に組み込まれたパッチは、通常
opatch rollbackではなく、以前のバージョンのバイナリに戻す運用(Out-of-place パッチ)が推奨されます。
FAQ
Q:lspatches と lsinventory の使い分けは? A:普段の適用状況確認には lspatches、パッチ適用失敗時の調査やサポートへの報告には lsinventory を使います。
Q:23.26.1 という数字は 23ai のことですか? A:はい。内部的には 23ai 系列のバージョン番号(23.x)を引き継ぎつつ、2026年版として 26ai というブランド名が付いています。
Q:インストール直後に datapatch は必要ですか? A:DBCA でデータベースを新規作成した場合は自動で反映されますが、手動作成や移行の場合は実行が必要です。
まとめ
- Oracle 26ai は、内部バージョン 23.26.1.0.0 として管理されている。
- 簡易確認は
opatch lspatches、詳細調査はopatch lsinventory。 - 最新のパッチ ID(38743669等)を確認し、環境の健全性を担保する。
[参考]
Oracle AI Database 26ai – パッチ適用
本記事は 23ai / 26ai を対象に解説します(他バージョンは画面や既定値が異なる場合があります)。
💰 【PR】Oracleエンジニアの市場価値、調べてみませんか?
Oracleのスキルは需要が高く、特定の資格や経験を持っていると年収が大幅にアップするケースがあります。まずはIT専門のエージェントで非公開求人をチェックしてみませんか?



コメント