Oracle Master Gold DBA 2019とは?

Oracle Master Gold

~CDB構成・RMAN・パフォーマンス管理に強くなる最上級DBA資格~


1. Oracle Master Gold DBA 2019とは?

Oracle Master Gold DBA 2019 は、Oracle Database 19cを対象に、
バックアップとリカバリ、CDB/PDB管理、パフォーマンスチューニング、障害対応など、
実践的なDB運用管理スキルを問う Oracle認定の上級資格です。

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✅ 試験概要

項目内容
試験番号1Z0-083-JPN
試験名Oracle Database Administration II
試験時間120分
出題数68問(選択式)
合格基準57%(約39問正解)
対象バージョンOracle Database 19c
必要前提資格Oracle Master Silver DBA 2019(1Z0-082-JPN)合格済み

2. 出題範囲の特徴

Goldでは、単一構成(Oracle Restart)+マルチテナント(CDB/PDB)環境を前提とした
実務的なトラブル対応力・構成理解・復旧技術が問われます。


📘 主な出題カテゴリ

分野出題例
CDBとPDB管理アンプラグ/プラグイン、切断/再接続、FILE_NAME_CONVERT
Oracle Restart構成srvctlコマンドでの自動起動設定、リスナー/サービス管理
RMANの高度操作SCN・時刻指定のリカバリ、DUPLICATE, BLOCKRECOVER, VALIDATE
パフォーマンス管理AWR/ADDMの分析、統計情報の確認と更新
トラブル対応アラートログ・トレースファイル・ADRCIの使用方法
初期化パラメータUNDO_TABLESPACE, CONTROL_FILES, MEMORY_TARGETなど
ユーザー・権限PDB内ユーザー管理、監査(Unified Auditing)対応

3. Goldで求められるスキルとは?

項目内容
CDB構成管理PDBの作成/接続/移動(MOVE・COPY・NOCOPY)、開閉の制御
Oracle Restartsrvctlでのインスタンス、サービス、リスナー自動起動管理
RMAN運用破損ブロック検出、PDB単位のリカバリ、SCN指定の復旧シナリオ対応
診断と監視adrci, v$session, v$system_event, AWRの分析実施
トラブル対応力制御ファイルの復元、SPFILE破損時の起動、バックアップの整合性検証

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4. Goldを取得するメリット

✅ ① 「現場対応力」の証明になる

  • RMANリカバリやCDB管理は、実運用で最も問われるDBAスキル
  • 資格でその力を証明できれば、即戦力として信頼を得られる

✅ ② 設計・改善提案を行う立場を目指せる

  • インスタンス構成、復旧方針、パフォーマンス改善に関する設計・提案ができるレベルへ
  • リーダー職や運用設計SEとして評価される技術基盤

✅ ③ OCI時代にも通用する汎用スキル

  • CDB/PDBの管理・バックアップ戦略は、OCIでもそのまま活かせる
  • オンプレでもクラウドでも「Oracleを理解している人材」として扱われる

5. おすすめの学習方法

📘 推奨教材

教材名特徴
『徹底攻略 Oracle Master Gold DBA 2019 問題集』日本語対応、頻出問題と解説が充実
Oracle公式ドキュメントRMAN、Multitenant、Performance Tuning Guideは必読
VirtualBoxでの演習環境Restart構成+CDB構成の環境構築が推奨(Linux+Oracle 19c)

🗓️ 学習スケジュール(約2〜3ヶ月)

Week 1〜2:CDB/PDBの運用操作(切断、再接続、ファイルパス変更など)
Week 3〜4:srvctlによるRestart構成とサービスの自動起動設定
Week 5〜6:RMAN操作(SCN指定、部分リカバリ、blockrecover)
Week 7:AWR/ADDMの読み方、統計情報の確認
Week 8〜9:adrciやトレースファイルでの障害調査演習
Week10:模擬試験+総復習

6. Gold取得後に目指せる職種・業務

職種具体的な業務
DBAリーダーPDB管理、リカバリポリシー策定、構成見直し提案
運用設計SEインスタンス構成、監査方針、アラート管理の設計
トラブルシュート担当アラートログ/AWRからの原因分析、リカバリ計画実行
クラウド移行支援CDB構成でのOCI移行設計、マイグレーション評価

7. Silverとの違い

比較項目Silver DBA 2019Gold DBA 2019
難易度中級上級
出題対象基本構成、基礎RMANRestart+CDB環境、RMAN高度操作
操作スキルSELECT文、PDB作成復旧計画、統計情報操作、障害対応
学習スタイル書籍+基本演習実機操作が必須、構成破壊と復旧を含む

8. 試験当日のポイント

項目内容
試験方式CBT(選択式)
試験時間120分
出題数68問
合格基準57%以上(約39問正解)
試験実施方法Pearson VUE会場 or オンライン受験(日本語対応あり)

9. まとめ

項目内容
資格名Oracle Master Gold DBA 2019
試験番号1Z0-083-JPN
試験範囲CDB/PDB、Restart、RMAN復旧、パフォーマンス管理、診断ツール
試験時間/出題数120分/68問
合格基準57%(39問以上正解)
学習期間目安2〜3ヶ月(経験者は短縮可)
対象者運用設計・復旧・分析を担うDBA志望者

10. 終わりに

Oracle Master Gold DBA 2019は、単なる「知識証明」ではなく、実務対応力・分析力・運用設計力を総合的に評価される資格です。

「本番環境で起きたトラブルに、冷静に対応できるDBAになりたい」
そんな方にとって、Goldはその力を養い証明するための最高の資格です。

🏆 あなたのDBAキャリアに“信頼”と“実力”を加える最終ステップ、それがGoldです。


[参考]
ORACLE MASTER Gold DBA 2019 Study Guide

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